片桐棲龍堂庭園
公開


 今年の庭は椿の花の数が少ないのですが野鳥の飛来が多く、定番のすずめ、めじろ、きじばと、ひょどり、しじゅうがら、
もず ですが、昨年から変な鳥が飛来。
図鑑で調べると 「かわがらす」でかなり大きく、餌をねだる仕草で薬草園の慣熟の柑橘類や樹皮の分泌物など食べています。

上空には天気のいい日はトビ、鷹が高空で旋回、夕方には仁徳御陵や大仙公園方面の樹林の方へ大きな海鳥の一群が
飛んで行きます。
近辺緑が少なく、当家の築山や薬草園が中継地になっている様で樫や櫨の実、ザクロの実も好物の鳥もいます。

今年は老大木の冬季の大剪定を実施しました。造園の方も齢が60を越えて、高所で下が石の庭で梯子も不安定で命がけの剪定です。
これで数年は維持管理が楽になります。

個人のつつましい庭が名勝ですので、家族で寒肥、マシン油のカイガラ虫対策噴霧、毎日の数時間の井戸水や水道水の
散布も大変で齢を重ねると、就業前後の作業で、本音は気温が低い朝晩は、水圧で手が痺れたり、胸筋がつる痛みがあります。

文化遺産の継承は本業の漢方世界の保護、育成と庭や月次行事の継続、古い屋敷の建築物の補修改善と表裏一体です、
すこし疲れてきました。

 
2月の庭




 
この椿が咲きました








 剪定をしています








 
剪定して春を待っています